仮想環境から実ドライブにReactOSをインストールする
- 公式Wikiの情報
- https://reactos.org/wiki/Installing_ReactOS
- VirtualBox公式マニュアルの 9.9. Advanced storage configuration
- https://www.virtualbox.org/manual/ch09.html#idm8272
!!!DANGER!!!
実ドライブの指定を誤るとOSや重要なデータを消去することになります。
必要に応じてバックアップを取った上で、慎重に作業を進めて下さい。
記述を鵜呑みにせず、アプリケーションの公式ドキュメントで裏付けを取ることを心掛けて下さい。
ReactOSのインストールにおける3つの段階
- ファーストステージ
- テキストモードセットアップ
- セカンドステージ
- ウィザードによるグラフィカルセットアップ
- サードステージ
- デスクトップシェルの起動とユーザーによるカスタマイズ
実ドライブを別ハードに接続する場合、ファーストステージ終了時点で仮想マシン及びホストマシンを終了し、ドライブを取り外すこと。
Linux
手順
1.仮想ハードディスクイメージを伴わない仮想マシンを用意する
2.実ドライブアクセス用仮想ハードディスクを用意する
- 端末エミュレータから以下を実行
VBoxManage internalcommands createrawvmdk -filename "~/VirtualBox VMs/reactos/disk.vmdk" -rawdisk インストールに用いるハードディスクへのパス
- -filename 以下のパスは自分の環境に合わせて適切なものを入力。
- 重要:-rawdisk 以下で指定する「インストールに用いるハードディスクへのパス」にはパーティションへのパスではなく、ドライブ全体へのパスを指定する。
- 例:
- 〇 /dev/sdb
- × /dev/sdb1
3.仮想マシンの設定を開き、ストレージセクションから先ほど作成した「disk.vmdk」をプライマリマスターハードディスクとして追加する。
4.通常通りの手順でインストール作業を進める。別ハードウェアへドライブを移植する予定がある場合はファーストステージ終了後仮想マシンを閉じること。セカンドステージとサードステージは別ハードウェア上で行う。
Windows
手順
0.管理者権限を持つアカウントにログインする
1.仮想ハードディスクイメージを伴わない仮想マシンを用意する
2.実ドライブアクセス用仮想ハードディスクを用意する
- 管理者として実行したコマンドプロンプトから以下を実行
cd C:\Program Files\Oracle\VirtualBox VBoxManage.exe internalcommands createrawvmdk -filename "%userprofile%\VirtualBox VMs\reactos\disk.vmdk" -rawdisk インストールに用いるハードディスクへのパス
- 管理者として実行する際、ログインしているアカウントとコマンドプロンプトを実行する管理者を一致させること。
- 一致させなかった場合、別のアカウントに仮想ハードディスクイメージを作成してしまうことになる。
- -filename 以下のパスは自分の環境に合わせて適切なものを入力。
- 以下を参考にインストールに用いるハードディスクへのパスを見つけること
- http://hmhr.ath.cx/?p=580
- http://hrn25.sakura.ne.jp/win/virtualbox-rawdisk/virtualbox-rawdisk.html
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